王の男〜韓国映画日記63

『王の男』

■出演
カム・ウソン
チョン・ジニョン
カン・ソンヨン
イ・ジュンギ
チャン・ハンソン
ユ・ヘジン
チョン・ソギョン
イ・スンフン
■監督
イ・ジュニク

■ストーリー
時は16世紀初頭。固い友情で結ばれた幼なじみの旅芸人チャンセンとコンギルは、国いちばんの芸人になるという決意を胸に都の漢陽にやって来た。

そこで国王の燕山君が、身分の低い妓生(キーセン)だったノクスを宮中に招き入れ遊びほうけているという噂を聞きつける。チャンセンは、コンギルそして漢陽で知り合った芸人仲間とともに宮廷を皮肉った芝居を演じ、たちまち人気を博す。

しかしそれを知った王の側近に捕らえられ、王自身が芝居を見て笑わなければ死刑だと言い渡される。王は幼いころに負った心の傷で、人前では笑ったことがなかったのだ。そんな燕山君が、ひと目でコンギルの美しさに魅入られ、彼らの芝居に爆笑し、臣下の反対を押し切って彼らを宮廷に住まわせる。

力強く巧みなチャンセンの芸と繊細で艶やかなコンギルの掛け合いは、ますます燕山君を魅了していくが、ある演目がきっかけとなり燕山君は日に日に狂気に満ちた行動をとるようになる。

そしてノクスは、燕山君の心を奪ったコンギルへの恐るべき復讐を企てる。チャンセンとコンギル、旅芸人に過ぎなかったふたりは、激烈で悲劇的な運命の渦に巻き込まれようとしていた…。

公開:2005年

■感想
我輩的に時代劇物が合わないのか、世間の評判ほどは楽しめなかった作品でありますが、芸術的に美しい映像美は素晴らしいものがあったでありますよ秊

韓国の歴史に詳しければもっと楽しめたのかもでありますが、我輩そこら辺りは疎いもので

個人的評価
☆☆☆


※この日記は過去のmixi日記からそのまま転載しています。

仁寺洞スキャンダル〜韓国映画日記62

『仁寺洞(インサドン)スキャンダル』

■出演
キム・レウォン
オム・ジョンファ
イム・ハリョン
ホン・スヒョン
キム・ジョンテ
キム・ビョンオク
マ・ドンソク
オ・ジョンセ
チェ・ソンヒョン
■監督
パク・ヒゴン

■ストーリー
世の中を描き写す複製技術者たちの絵の戦争が始まった!

400年前に消えた1枚の絵の復元プロジェクトが全国民の関心の中、世界に公開される。
復元に成功したら韓国最高額で競売されるに違いない画家・安堅の名画。その絵を手に入れた美術界の大手ギャラリー“碑文”のペ・テジン(オム・ジョンファ)会長は神の手と言われる復元専門家イ・ガンジュン(キム・レウォン)をスカウトして400億の名画を蘇らせる作業に出る。
しかし、神のような手さばきで何でも描き写すイ・ガンジュンと、手に入れるためなら詐欺でも何でも殺人でもどんな方法を使ってでも自分のものにするペ・テジンの心の中にはそれぞれ違う下心があるが…
プロジェクトの終わり。復元の最後の筆の先に何が待っているのだろうか?

名画の完全な姿が現れるにつれてそっと本音が見え始める。
仁寺洞の生きた系図クォン・マダム(イム・ハリョン)、国内最高量を誇る偽作工ホジン社の社長(コ・チャンソク)、かつて美術複製時代を風靡した国宝級複製技術者パク・カ(ソン・ビョンホ)、美術界の実験を握っている国会議員をはじめ日本の巨大美術コレクション、そしてお金の臭いに引き付けられた謎の連中サンボク(マ・ドンソク)、クンボク(オ・ジョンセ)、コン・スジョン(チェ・ソンヒョン)まで!
また彼らを追跡するソウル市警文化財専門担当チームのカン・ヒョンサ(キム・ビョンオク)とチェ・ハギョン刑事(ホン・スヒョン)の終わりのない絵画戦争一発勝負!

騙そうとするものと騙されるもの、信じるものと裏切るもの、守ろうとするものと持ち出そうとするもの!
目に見えるものを信じるな。あなたが見たものはもしかしたら偽物かもしれない。
名画を取り囲んだ痛快な詐欺の戦いに終わりはあるのか?!

公開:2009年

■感想
非常によく練られたストーリーと主演はもちろん脇役陣も名脇役がズラリと揃い迫真の演技に惹き付けられます

オム・ジョンファお姉のケバケバメイクは個人的にどストライク!裂

ただ、映画の中でとはいえ、大好きなジョンファお姉を陥れたキム・レウォンに対して悪印象を持ってしまった


個人的評価
☆☆☆☆


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仁寺洞スキャンダル -神の手を持つ男- 特別版 [DVD]

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過速スキャンダル〜韓国映画日記61

『過速スキャンダル』

■出演
チャ・テヒョン
パク・ボヨン
ファン・ウスレ
■監督
カン・ヒョンチョル

■ストーリー
ある時期は10代の少女ファンたちの憧れの的だったアイドルスター ナム・ヒョンス(チャ・テヒョン)。30代中盤になった今でも人気はそこそこあり、今は大人気ラジオ番組のDJを務めている。

何もかもが絶頂の彼の元に、ある日、子供を連れた若い女の子が現れる。

その女の子は、いつも彼のラジオを聴いているというリスナーになりすまし、一日も欠かさずラジオ局に手紙を送り続けていたファン・ジョンナム(パク・ボヨン)だった。

そしてジョンナムはヒョンスに向かって、「自分はあなたの娘だ。」と言い張るのだった。しかも自分の娘(ヒョンスの孫?)まで連れてきて…。

それからというもの、ヒョンスの家はもちろん、放送局だろうがどこだろうがストーカーのように付きまとう彼女に、ヒョンスは段々と不安を覚え始める。

「こんなことが世間に出回れば、これでもう人生終わりだ…。」

麻薬、整形などのスキャンダルよりも恐ろしい“隠し子スキャンダル”に怯えるヒョンスは、以前のような平穏な生活を取り戻すことは出来るのだろうか?!

公開:2008年

■感想
理屈なく誰でも楽しめる作品裂

作品のテンポもいいし、基本全編に笑いがちりばめられてて、ラストにはホロリときやすい人にはそれなりのシーンも用意されてて、韓国で大ヒットしたのも頷ける作品です秊

自分はどちらかと言うとあまり鑑賞数が多くないこの手の娯楽作品の中ではそこそこな位置にランクされる作品ですね連


パク・ボヨンちゃんも事務所とのゴタゴタも一段落したのか、新作映画ももうじき韓国では公開されるみたいでホッと一安心列


個人的評価
☆☆☆☆*


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デイジー〜韓国映画日記60

『デイジー

■出演
チョン・ウソン
チョン・ジヒョン
イ・ソンジェ
■監督
アンドリュー・ラウ

■作品解説
映画『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』のクァク・ジェヨン監督が脚本を手がけ、香港映画『インファナル・アフェア』三部作のアンドリュー・ラウ監督がメガホンを取り、主演には韓国映画のカリスマ的存在であるチョン・ウソン、チョン・ジヒョンが顔をそろえた話題作。美しいオランダの景色を背景に描かれた切ないラブストーリー。

■ストーリー
アムステルダムの広場で肖像画描きをしている画家の卵のヘヨン(チョン・ジヒョン)。彼女には思いを寄せる人がいた。よく絵を描きに出かけた田舎で、小川に落ちた彼女のために小さな木の橋を作ってくれた人… お礼にデイジーの花の絵を描いて橋に置いておいたヘヨンのもとに、いつからか届くようになったデイジーの花。話したことも、顔すら見たことのない“彼”にヘヨンは淡い恋心を抱くようになる。

ある日、いつものように広場で客を待っていたヘヨンの前に、デイジーの花を持って「肖像画を描いてほしい」と座った男性・ジョンウに“彼”の面影を見出したヘヨン。
そんなジョンウの正体は、国際警察の刑事で、張り込みの捜査のために、たまたまヘヨンに接近したのだった。しかし出会いを重ねていくうちに、ジョンウもまたヘヨンを愛するようになる。

その様子を、遠くから見ていた男がいた。“パクウィ(チョン・ウソン)”… 彼こそがヘヨンにデイジーの花を送り続けていた人だったのだが、パクウィには、ヘヨンの前に姿を現せない事情があった。

こうしてヘヨン、パクウィ、ジョンウの悲しい愛の物語が始まる…。

公開:2006年

■感想
こういう芸術性のある美しいラブストーリーはなかなか良いでありますなぁ連

個人的には『私の頭の中の消ゴム』で少し拒否反応のあったチョン・ウソンがむしろ好きな俳優になったという記念すべき(?)作品でもあります

穿った見方をすればウソンくんの行動は単なるストーカーなのでありますが、かっこいいから陰気に見えないし(先入観だろうけど)

冒頭の雨宿りのシーンとラストシーンがリンクする演出もグッド
「実は…」的な演出は大好物であります漣

“どんな未来も変えられる…”
自分の正体を打ち明けられない気持ちはわかるけど、少しの勇気さえあれば…ねぇ、ウソンくん!


個人的評価
☆☆☆☆*


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デイジー [DVD]

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イテウォン殺人事件〜韓国映画日記59

「イテウォン殺人事件」

■出演
チョン・ジニョン
チャン・グンソク
シン・スンファン
オ・グァンノク
コ・チャンソク
ソン・ジュンギ
■監督
ホン・ギソン

■見どころ
実際に起きた未解決の殺人事件をベースに、事件に関係した人々の証言、徹底した調査と検証を通して制作されたクライム・サスペンス。
監督は「選択」のホン・ギソン。出演はチョン・ジニョン、チャン・グンソク、シン・スンファン。

■ストーリー
イテウォンにあるハンバーガー店のトイレで、韓国人大学生が胸や首など計9ヵ所をめった刺しされる残酷な殺人事件が起きた。容疑者として身柄を拘束されたのは、ピアスン(チャン・グンソク)とアレックス(シン・スンファン)というアメリカ籍の青年ふたり。しかし、彼らの証言は正反対で、相手に罪をなすりつけ合うばかり。事件を担当するパク検事(チョン・ジニョン)はピアスンの証言を信じ、アレックスを犯人と決め込むが…。

公開:2009年

■感想
ここ数日の間、期末試験に励んでいる最中、何やら巷ではチャン・グンソク旋風が吹き荒れていたようなので、今回はこの作品をピックアップ連

未解決の事件を元にしているということで、当然予想がつくでありますが、もちろんモヤッと終わります
ですが、我輩こ〜ゆ〜の大好きなので大歓迎烈

ストーリーそのものは法廷での様子を比較的淡々と描くので少しピリッとしない部分はありますが、登場人物の心理描写をうまく描いているので退屈はしなかったです秊

韓国ではこの手の未解決事件を題材にする作品も多々あるので、その中でとりわけ優秀ってこともないけど、それなりには楽しめた作品でした


個人的評価
☆☆☆☆


追記
【実際の事件の年表】

・1997年4月
事件発生

・1997年5月
韓国系アメリカ人Aを殺人の疑いで、米軍人の息子Bを凶器所持疑いなどで起訴

・1997年10月
1審。Aに無期懲役、Bに懲役1年6ヶ月宣告

・1998年1月
2審。Aに懲役20年、Bに懲役 長期で1年6ヶ月、短期で1年を宣告

・1998年4月
最高裁判所。Aに対し、証拠不十分で無罪判決

・1998年8月
B、特赦で釈放

・1998年11月
遺族、Bを殺人の疑いで検察に告訴

・1999年8月
B、検察が出国禁止延期手続を取らず、その隙にアメリカへ出国

*作品ではA→アレックス、B→ピアスン


【実際の事件の流れ】

韓国系アメリカ人と混血アメリカ人の10代男女20人余りが1997年4月3日、梨泰院のビルの4階のクラブに集まりパーティーをしていたが、空腹により同ビル1階にあるファーストフード店に下り、AとBはジャックナイフでハンバーガーを切りながら仲間たちとナイフをテーマにした会話を交わした。その後、仲間は外に出たり、4階に戻ったが、AとBはハンバーガー店のトイレに入り、そこで偶然出くわした大学生をジャックナイフで9ヶ所刺して殺害した。
その後彼らは、4階のクラブのトイレに行き血をぬぐい、その後Bはアメリカ第8軍基地に行き、友達に会ってズボンを着替えた。
そして犯行に使ったナイフを捨てたが、4月4日匿名の情報提供を受けた犯罪捜査隊(CID) 要員に逮捕された。

4月6日、Aの父は、息子の友達BがTVのニュースに出ているのを見て息子を追求し、息子が犯罪を認めると、弁護士に会った後4月8日に検察に自首させた。

有力な容疑者として逮捕されたAとBは、互いに相手が被害者を殺したとし、自分は横にいただけと主張した。

熾烈な法廷攻防の末、1審ではAを真犯人として判決を下したが、最高裁判所ではAは無罪で、Bが犯人だと判決を下した。

そんな最中、国家はBに対する出国禁止延長措置を取らず、出国禁止解除三日後にBはアメリカに逃亡し、捜査が不可能になった。

それに怒った遺族が国家を相手に損害賠償を請求し、1審、2審では原告敗訴判決を受けたが、最高裁判所で“担当検事の過失と遺族たちの精神的苦痛の因果関係が認められる”と判決が下された。


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イテウォン殺人事件 [DVD]

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ブラザーフッド〜韓国映画日記58

ブラザーフッド
原題:太極旗を翻して

■出演
チャン・ドンゴン
ウォンビン
イ・ウンジュ
■監督
カン・ジェギュ

■ストーリー
1950年、兄ジンテ(チャン・ドンゴン)と弟ジンソク(ウォンビン)の兄弟は、母親やジンテの婚約者らと仲睦まじくささやかな生活を営んでいた。

しかし、6月25日、朝鮮戦争が勃発、兄弟ともに徴兵されてしまう。自分を犠牲にしてでも高校生の弟を守ると誓う兄は、戦場で功績をあげて勲章を授かれば弟の除隊を認めるという上官の言葉から、命知らずの戦士へと変わっていく。だが、弟はどんどん非情になっていく兄を理解できず、2人の間には大きな溝ができていく…。

公開:2004年

■感想
チャン・ドンゴンウォンビンのW主演作ですが、多少鼻につく泣かせの演出はあるものの、それなりに流れに身を委ねれた作品でした連

音楽も美しい旋律を奏でていて、感動シーンに華を添えてましたね捻

ただ、それなりに感動はしたものの、僕の目から涙が溢れることがなかった原因としては、さっきも言ったような泣かせの演出のせいかな(笑)

年末にはカン・ジェギュ監督が再びチャン・ドンゴンとさらにオダギリジョーを主演にメガホンをとった『マイウェイ』も公開されるので、こちらにも期待しています烈


個人的評価
☆☆☆☆


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10億〜韓国映画日記57

『10億』

■出演
パク・ヘイル
パク・ヒスン
シン・ミナ
イ・ミンギ
チョン・ユミ
イ・チョニ
コ・ウナ
ユ・ナミ
キム・ハクソン
■監督
チョ・ミノ

■ストーリー
数十万の申請者中、インターネット放送局主催の賞金10億サバイバルゲームショーで8名の参加者が招待された。
海、砂漠、密林、川へと続く陸地の中の無人島、オーストラリアパース。
最後の一人が生き残るまで止められないサバイバルゲームショーが始まった。

しかしゲームショー7日後…8名の参加者と2名の放送進行者中9名は皆殺しとなり、1名の生存者は記憶喪失状態でオーストラリア警察によって発見された。

砂漠と密林を背景に、最後の1名が生き残るまで止められないミステリーゲームショー。

その場所では何が起こったのか?
なぜ彼らは命を賭けた死のゲームショーを続けるしかなかったのか?

公開:2009年

■感想
この作品も前々から鑑賞したかったのですが、本日DVDが届いたので早速鑑賞

ありふれた設定でありふれた内容の展開で進んでいきますが、それなりに集中して物語に入り込めました連

そして終盤になりそれまで謎だった秘密が明らかになっりますが、これまたいい意味で韓国映画らしくて心苦しい

パク・ヒスンの気持ちは十分理解できます!廉

パク・ヘイル、シン・ミナ、イ・ミンギ等など、かなりの豪華メンバーですが、演技の面でもパク・ヒスンの狂気さが自分的には痺れました烈

あと、余談ではありますが、ゲーム開始の早い段階で消えてしまったけど、コ・ウナちゃんのかわゆさも印象に残ったなぁ(笑)

個人的評価
☆☆☆☆


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10億 [DVD]

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