戦火の中へ〜韓国映画日記54

『戦火の中へ』
原題:砲火の中へ

■出演
クォン・サンウ
T.O.P
キム・スンウ
チャ・スンウォン
パク・チニ
■監督
イ・ジェハン

■ストーリー
洛東江死守のための最前線
ここを守ることができなければ、家族も、故郷も、祖国も消える!


1950年6月25日夜明け4時。誰も予想することができなかった朝鮮戦争が始まる。
圧倒的な火力で武装した北朝鮮軍は破竹の勢いで南に進撃を繰り返し、韓国軍の負け色は濃くなっていく。全世界が第3次大戦の恐怖にとらわれると、UNはおびただしい数の連合軍を大韓民国に派兵することを決める。
もうこれ以上退くところのない南側は、連合軍の到着を待って洛東江死守にすべてのものを掲げ、全力を傾けた。

浦項(ポハン)を守ったカン・ソクデ(キム・スンウ)の部隊も洛東江を死守するために集結城という命令を受ける。しかし最前線になってしまった浦項を空けることはできない状態だ。カン・ソクデは仕方なくまともに戦ったこともない71人の学徒兵をその場に残して去る。唯一戦闘に参加したことがあるという理由でチャンボム(T.O.P)が中隊長に任命されるが、少年院送りの代わりに戦地に志願したガプジョ(クォン・サンウ)は完全にチャンボムを無視する。銃弾を一回ずつ打っただけの射撃訓練を終えた71人の少年たちは、避難民も軍人たちもみないなくなった浦項でこれからどのようなことが起きるかもわからないまま、ソクデの部隊が再び帰ってくることだけを待つ。

盈徳(ヨンドク)を焦土化させた北朝鮮進撃大将パク・ムラン(チャ・スンウォン)が率いる人民軍766遊撃隊は洛東江に向かえという指示を無視し、密かに浦項に方向を変える。盈徳から浦項を通って最短時間内に最後の目的地である釜山を陥落させるという戦略。パク・ムランの部隊は一瞬のうちに浦項に入城した。国軍司令部があった浦項女子中に残っていた71人の少年たちは真夜中、暗黒の中を襲撃する音で目を覚ます。静けさが漂った浦項にはもう巨大な戦雲が襲ってきており、洛東江に投入されたカン・ソクデは学徒兵たちを心配するひまもなく、刻々と集まってくる人民軍部隊と対立することになる…。

公開:2010年

■感想
先日、『美しき野獣』でクォン・サンウにワイルドな役は似合わないという感想を述べましたが、個人的にはこの作品での役柄もギリギリアウト嶺

白い軍服を身にまとった悪役チャ・スンウォンには「こんなモデルみたいな兵隊さんがホントにいたら違和感ありありだなぁ」と思いながら見てました(笑)

この監督さんの作品、『私の頭の中の消しゴム』、『サヨナライツカ』共に僕には全く合わなかったので、ようやく三度目の正直って感じでした烈
(といっても普通レベルですが)

エンドロール中に流れる実際の生存者たちのインタビューは胸にくるものがありました囹

個人的評価
☆☆☆*


※この日記は過去のmixi日記からそのまま転載しています。

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