４人の食卓〜韓国映画日記53

『４人の食卓』
原題：４人用の食卓

■出演
チョン・ジヒョン
パク・シニャン
ユソン
■監督
イ・スヨン

■ストーリー
結婚が近いのに､なぜか不安な気持ちを抱えていたｼﾞｮﾝｳｫﾝは､地下鉄で目撃した少女ふたりが､その後､母親に毒殺されたことを知る｡そのとき､その少女たちが部屋の食卓にいる姿を目撃｡その後､教会の信者のﾖﾝが気を失い､彼は自宅で休ませるが､目覚めた彼女は｢ﾃｰﾌﾞﾙの子どもたちを寝かせたら｣と言い､ｼﾞｮﾝｳｫﾝは驚愕する…｡
封印していた過去の記憶が､あるきっかけで主人公を襲い､過去の扉を開けざるをえなくなる姿をｽﾘﾘﾝｸﾞに描いた韓国映画｡

『猟奇的な彼女』でﾄｯﾌﾟｽﾀｰになったﾁｮﾝ･ｼﾞﾋｮﾝは､過去を透視できる能力を持ったために､主人公に苦悩を強いることになり悩む女性を体当たりで演じている｡重く辛い現実をしっかり向き合うことが大切だと語る本作は､ﾄﾞｷﾄﾞｷｻｽﾍﾟﾝｽというよりも人間の弱さを描いた心理ﾎﾗｰ｡

公開:2003年

■感想
人の過去を覗ける人間と過去を失っている人間が織り成すヒューマン心理ホラーで、多少難解ではありますがこういう余韻に浸れる作品は我輩の大好物であります

心理ホラーというだけあって、霊的な怖さというよりも精神的にくる映像的な演出は満載なので心的余裕がない時には鑑賞はお控えくださいであります

チョン・ジヒョンが『猟奇的な彼女』の大ヒットによるイメージの固定化を嫌って、真逆のキャラを選択したというだけあってかなりのギャップでありますが、個人的には好きであります連

個人的評価
☆☆☆☆*

※この日記は過去のmixi日記からそのまま転載しています。

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