ラブ・レター パイランより〜韓国映画日記49

『ラブ・レター パイランより』原題:パイラン

■出演
チェ・ミンシク
セシリア・チャン
■監督
ソン・ヘソン

■ストーリー
主演をチェ・ミンシク、ヒロインを香港映画『少林サッカー』のセシリア・チャンがつとめた作品。浅田次郎の短編小説『ラブ・レター』を脚色した純愛ストーリー。


四十過ぎても一人ふらふらと暮らすカンジェ(チェ・ミンシク)。ある日突然、妻の死の知らせを受ける。身に覚えがないカンジェは、かつて金欲しさに中国人の女性と偽造結婚したことを思い出す。一度も会うことのなかった妻、パイラン(白欄)(セシリア・チャン)の暮らした町を訪れたカンジェが見つけたものは…。

孤独感から偽装結婚の相手ガンジェに想いを寄せるようになった頼るべく身寄りも無く異国の地で不安の日々を過ごすパイラン。うだつのあがらないチンピラのガンジェが遺体を引き取りに向かう時、彼の手にパイランからの手紙が渡され、それを読んだ彼は少しずつ変わっていく。

お骨を引き取り、パイランの部屋を訪ねるシーン、2通目のパイランからのラブレターを読み慟哭するシーン、そしてラストのブラウン管の中で美しく微笑むパイランが見る者の涙を誘う。

公開:2001年

■感想
チェ・ミンシクのさえないチンピラ役は神がかり的にお似合いでありますな連
もちろん『悪魔を見た』の時のような汚れ役もハマり役でありますし、やはり彼の演技力は素晴らしいの一言であります烈

偽装結婚だったとはいえ、チェ・ミンシクのことを一途に想い続ける健気な女性をセシリア・チャンも無難にこなしているであります裂

淡々とした流れではありますが、我輩もパイランの純粋な想いを受けて変わっていくチェ・ミンシクの姿にすっかり感情移入して、涙した名作であります烈

ラストも極めて韓国映画的

個人的評価
☆☆☆☆


※この日記は過去のmixi日記からそのまま転載しています。

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