国家代表!?〜韓国映画日記9

GUNSOWssi2012-10-23

『国家代表!?』
原題:国家代表

■出演
ハ・ジョンウ
キム・ドンウク
キム・ジソク
イ・ジェウン
チェ・ジェファン
ソン・ドンイル
イ・ウンソン
ヒョン・ジュニ
■監督
キム・ヨンファ

■ストーリー
不純な目的(?) で韓国国家代表になった奴ら。
1996年全羅北道 茂朱(ムジュ)、冬季オリンピック誘致のために正式種目中の1つであるスキージャンプ国家代表が急ごしらえされた。
ここに前・子供スキー教室講師バン・ジョンサム(ソン・ドンイル)が国家代表コーチに任命され、彼のあらゆる口車で精鋭(?) メンバーたちが集まる。
前・ジュニアアルペンスキーアメリカ国家代表であり、実母を捜しに韓国に来た養子のボブ(ハ・ジョンウ)、女なしでは一日も耐えられないナイトクラブウェイター フンチョル(キム・ドンウク)、日夜炭火だけを焚きながら父親がさせるとおりに生きてきた肉屋の息子ジェボク(チェ・ジェファン)、祖母と弟たちの面倒をみなければいけない荷が手に余る何も言わない少年家長チルグ(キム・ジソク)、こんな兄さんをこの上なく愛する4次元の弟ボング(イ・ジェウン)まで!
バンコーチはまるで神にでもなったかのように、母親と一緒に住む家が必要なボブにはアパートを、愛のためにそして扶養家族のために彼らと一緒にいなければならないフンチョル、チルグ―ボング兄弟、そしてジェボクには軍免除を約束する。
ただ、金メダルさえ取れれば!


ジャンプ服がなければ、ジャージ着て!ヘルメットがなければ保安帽かぶって!ジャンプ台がなければ、作って!
スキージャンプが何かも分からないが、一時期スキーをしてみたことがあるという理由で選ばれた彼らが集まり、韓国初のスキージャンプ国家代表チームが結成された。
しかしスキージャンプ(Ski Jump)のスペリングも知らないコーチと、経験皆無な国家代表選手たちの訓練は困難ばかりだ。
使い物になる練習場もなくてジャンプ台工事現場を転々としなければならず、まともな保護装具やジャンプ服もないためオートバイヘルメット、工事用安全帽などだけを使って訓練に臨まなければならなかった…。

果たして彼らはスキージャンパーとして羽ばたくことができるのだろうか?

公開:2009年

■感想
この作品、キャッチコピーは「ほぼ実話」となっているでありますが、実際は
○2002年の冬季オリンピックに立候補する為、公式競技であるスキージャンプチームを急遽編成(しかし開催地はソルトレークに)
○1998年長野冬季オリンピックでの結果(最下位)
○作品公開当時の2009年時点ではその時作られたジャンプチームメンバー全員が今なお国家代表であること。
くらいで、実際の長野冬季オリンピックでは見せ場もなく最下位をひた走ったにもかかわらず劇中ではあと一歩でメダルを獲得しそうになったり(最終的にはしっかり最下位?マ?ォ)、同一チームが4人連続で飛んだりなど多分大部分は脚色してるとは思うのでありますが、そんなこと気にもならない素晴らしい作品なのであります!??

メンバー集めから独自の風変わりな練習方法などではコミカルに笑いをとりながら選手たちの成長を描きつつラストでは涙を誘い、サイドストーリーで進行する主人公の母親さがしでは我輩大ラスで号泣したでありますよ?マ
鑑賞前には多大な期待はしてなかったし、まさか泣くような作品ではないと思っていたので嬉しい嬉しい大誤算でありました??

あまり世間に認知されてないでありますが、まさに隠れた名作だと我輩は思うのであります?ホ
あえて言おう、我輩が今まで観た韓国映画の中で10本の指に入る作品だと!!

個人的評価
☆☆☆☆☆


※この日記は過去のmixi日記からそのまま転載しております。